キーエンスを知る

企業分析

久々にブログを書いてみる
というか各項目を箇条書き、読んだ本の記憶への定着を目的とした記事
ではいきましょう!!

目的

日本企業の平均年収トップクラスのキーエンスはどんな企業なのか?
超高収益を出せるのはなぜ?
さらっと深掘りしていきたいと思います

どんな企業?

 ー10年で売上4倍
 ー24年に創業50周年
 ー9つの事業部を持つ
 ー10年で従業員2.6倍
     グループ 8961人
     単体   2599人

将来の成長性

 ー世界の工場を見た時、
   日本での生産は全体の10%に満たない、
   世界の工場に収めていくことを目指す
               ということは
   最大で
     海外売上比率9割が目標となる

 ー競合の海外売上比率
       ファナックは 8割
        安川電機は 7割
       キーエンスは 6割

   現実的に7割はいけるとしている

創業者の精神(滝崎武光)

ー月曜日の朝起きた時から
  金曜日の夜寝る前まで、
   ずっと仕事のことを考えなさい

ーサントリー創業者、鳥井信治郎
    「やってみなはれ」

自分が居なくても会社が回るように
            を常に考える
   

経営課題

ー女性の働きやすさ
  長時間労働の為、結婚、

   子育てを機に退職してしまう

ー顧客自信が気づいていないような
       潜在需要を掘り起こす

ー付加価値の創造
   開発陣を自分から問題を見つけ
    解決方法を探る人材になるよう
           マネジメントする
 
   他人から依頼された仕事をしてるはダメ

経営理念

 ー最小の資本と人で最大の付加価値を上げる

 ー会社を永続させる
   化石のように永遠に変わらない存在に
              なってはいけない

   常に変化し進化し続ける、
     戒めるため化石を社内に設置している

マインド

 ー目的をはっきりさせる
   いつまでに、何をするか明確にしたい
   相手の本質を汲み取る

 ー目的に向かって最善をつくす
 ー属人化させない
 ー相手のロジ(兵站)を把握する
 ー時間に余裕のある仕事をする
   質を上げる、楽しく仕事をする

 ー待ちの姿勢はない
 ー提案力
 ー行動は理詰め
     目的、根拠、理由を大切に
 ー顧客の潜在的な需要を考え続ける
   

商品開発の目安

 ー商品の粗利は8割
    他社は平均粗利3割
 ー顧客の作業時間の短縮、
    工数低減で価値を伸ばす
 ー使いやすさ
 ー対象の顧客8割が納得する商品
    チャンピオンスペックは作らない
    ヒアリングでニーズをまとめる
 ー12ヶ月で開発費回収
    ※24ヶ月まで許容、類似製品で元々の
     製品のパイをとってしまうなどのため

評価、KPI

 結果ではなくプロセスを重視する
  結果は景気に左右される、プロセスが正しく

   回数を重ねれば結果はおのずとついてくる
   
 やれば確実にできるできるものをKPIとする

 プロセスをこなしたの数をKPIとする
   ー顧客にデモを見せた回数
   ー顧客に電話した回数

 360度評価
  上司以外、同格社員、部下の評価
   本人の行動がどのように受け止められ、
    どのような影響を与えているか?を
           調べる狙いで実施する
 
 時間チャージ
  社員一人当たり平均1時間で
   いくら粗利を産んでいるか??
     時間に対する意識を高めるために算出

 賞与
    営業利益の1割は全社員の賞与へ還元

   

未来の人材、PIの確保

エントリーシート、志望動機は不要
学歴は不問
   
採用エントリーされる方は毎4、5万人
    しかし採用されるのは2、300人

面接
  ー20秒自己PR

  ー説得面接
     商品を欲しくなるように説明してね

  ー要素面接
     商品が優れている要素を3つあげてね

  ープログラミングのコンテストや大会で
      優秀な成績を収めたらオファーする

  ー面接を録画して
      面接官のスキル向上にも努めている

  ー性格診断も行っている
     外部と共同開発した
     キャリパーと呼ばれる性格診断も使う

CCC

仕入債務回転日数
   (仕入れから決済までの期間)
    キーエンス  43.3日
    他社     76.2日

売上債務回転日数 
   (顧客への販売から代金回収までの期間)
    キーエンス  169.1日
    他社     72.6日
   
サプライヤーに早く支払い
顧客からはゆっくり回収する
 都合のいい会社となり取引の優先をあげてもらう

テクニック

外報
  ー商談後5分以内に書く

    時間が経つと
     主観が強まる    
      →事実だけを書く、予想や
       偏った個人の意見はいらない

     細かく書かなくなる 
      →事実をより詳細に

  ー上司は顧客に確認連絡
    ・外報通りの商談を行ったのか?
              (真偽の確かめ)

    ・至らぬ点はなかったか?
      (営業担当者のレベルアップの為)

    ・他に困りごとはないか?
      (商売の幅をとる)

地道なデータの蓄積
  地道なヒアリング
  結果を着実に記録
   そこから成功パターンと失敗パターンを導き
    次に繋げる
     だからこそ外報は大事
  情報の可視化、共有
     (上司、同じ顧客をかかる同社社員)
   いつ誰と会い、何を話したか

ロープレ
  営業外時間にて毎日
  上司、部下、同僚と2人組
  商談、プレゼントのシュミレーション
  10〜15分実施
  設定を細かく(場面の設定、台本の用意)

  表現力、説明力を養う

   瞬発力、対応力の
   スキルレベル確認のためのものではない
  
  購入稟議に持っていくためのトレーニング

  上司、同僚、部下からの意見、指摘を受け入れる
     第三者に診てもらい気づきを得る   
 

即納
  高くても売れるのは即納できるから
       (ラインを止めるよりは安い)
  在庫をもっている
  即納比率
     日本99.9%
     海外95%
  10万かけても1万の商品を即納する

  ◆顧客
   メカトロ・アソシエーツ
   クボタ
   エーワン精密
   AGC
   ロッテ
   村田製作所
   トヨタ
   日産

 ◆競合
   オムロン
   パナソニック
   三菱電機
   ミツトヨ
   日立製作所
   


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