『13歳からの地政学』を読み終えて

世界樹 書籍

最近よく聞くワード地政学、地政学ってなんだ?なんだか小難しそうな名前だな
新しい学問かな?でも知らないことがあるって素敵!!
ちょっと30歳の僕でも学べるか挑戦してみよっと!!

『13歳からの地政学』を読むきっかけ

  • マコなり社長のオススメ100選にあったから
  • 知識の幅を広げたい
  • 地政学と言われイメージできなかったから
  • 日本で禁止された学問だと知ったから

こんな方に向けて

  • 地政学って何?
  • 海〜海を制する国は世界を制す〜
  • ウクライナ、ロシアなんで戦争してるの?
  • 北朝鮮は不運な国
  • 世界1位のアメリカは運がいい国
  • 世界第2位の中国が注目されているワケ
  • 中国⇨東南アジア⇨インド⇨アフリカ?

地政学とは
政治、軍事、経済に影響を及ぼす地理のこと

海〜海を制する国は世界を制す〜

地球の7割が海、3割が陸地

通信
インターネットのやりとりは99%が海底ケーブル
世界の情報は海を通じてやりとりしている
通信とは衛生通信ではなく海底ケーブルで行われている
海底ケーブルのシェアはアメリカが1位、イギリスが2位
海底ケーブルにシェアがあるということは他国はそれを間借りしているということ
と言うことは、所有している国は他国の情報を自由に奪えるということ

貿易
世界で最も大事な営みとされ
貿易の9割が海を通ってなされる

海にはチョークポイントと言われる要所があり、ここを抑えると物流が止まったりと大変なことになる
そんなチョークポイントを監視してるのがアメリカ!!故にアメリカは世界の警察とも呼ばれる
昨今はアメリカがこのチョークポイントの監視を引き払う旨を公表している

領海
領土、領空、領海何も領土を見るように2次元的に捉えるのは間違っている
領海のように深さがある海を持つということは3次元的に見る必要がある
領土、両空有、領海を3次元的にみて日本がどの程度か確かめてみよう
実は日本は正解第4位の体積のある海を領海としている
日本海は世界的に見ても深いのだ!!
体積が大きいということはそれだけ資源があるということ
だから大事なんだよ

ウクライナ、ロシア問題
・過去を遡ればずっと揉めている地域
・最近では2014年にクリミア半島を実行支配されている
日本で言う、韓国との竹島問題と同じ
・ロシアには海を使う手段が無い陸路(他国)を経由し海に出るしかない
貿易力に弱いということ
北の北極海から海に出る案は海が凍っているので実質不可
地球温暖化(北極の氷が溶け始めている)ので段々と海に出れるようにはなっている
・ロシアはランドパワー国家、シーパワーを手に入れたい

北朝鮮は不運な国
・大きな3つの国に挟まれている(ロシア、中国、日本)
3方を海に囲まれ逃げ場がなく、攻められても、どれかに頼っても支配されるリスクがある
・他の国との境目に川や山など大きな自然の障害物がないこと
・豊かな資源や農産物、便利な港といった貴重なものがあること

世界1位のアメリカは運がいい国
・北はカナダ(気候が厳しい)
・南はメキシコ(気候、その他条件が厳しい)
・西は太平洋
・東は大西洋
西と東は海に守られ、隣国の近い東には有名な都市が多く存在する
上記条件により
・外敵に攻められ難い国である
・赤道、北極から程よい距離があり寒すぎず、暑すぎず気候のよい条件
アメリカの弱点
・大国病であること、大国に住む人は内向きで他の国に関心を持ちづらい
弱い国の気持ちがわからないということ、その結果の2001.9.11テロとも言われる

中国が注目されているワケ
・中国は世界第2位の経済大国ーGDP世界2位
猛烈な勢いで成長しアメリカを抜き世界1位を取ろうとしている
⇨ナゼ1位になりたいのだろうか?世界で一番と言うのはそれだけでメリットがあるから
・アメリカが世界位一位の座を渡さないように中国の勢いを抑えているから
・中国の取っている政策が近隣諸国に迷惑をかけている
「一帯一路」、「真珠の首飾り」、ウイグル問題、東南アジアでは水、ダムの問題
南シナ海の領海問題、アフリカの国に高金利でお金をばら撒き
・最強の核保有国となろうとしている(南シナ海問題)

世界で一番のメリット
・自国より強い国が無い=自国を裁ける国がいない
ルールを作れる、ルールを守る守らないの自由
・自国の通貨が主流通貨となる
・自国の言葉が世界の共通語となる
・ステータス、地位

最強の核保有国
核兵器と言うのはただ保有しているのとある条件が揃っているのでは意味合いが変わってくる
核を使いたい時に使えてこそ最強なのだ
そのためには、
・核兵器を奪う、破壊されない事!
・核兵器の場所がバレていない事!
・いつでもどこでも発射できる準備!

これら条件を揃えるには
・原子力潜水艦を持つ事
・潜水艦を隠せる深い、安全な海を持っている事
・海の中からミサイルを発射するチカラ

アフリカ
中国、東南アジア、インドに続き次の発展先として世界が注目している地域アフリカ
そこには根深い問題が栄えている
それは過去にヨーロッパとの戦争に敗れたことにより、国境を勝手に決められ
別々の国、民族、人種が混ざった国を作ってしまったから

ステータス
・GDPは日本の20分の1
・天然資源は石油、天然ガス、ダイヤモンド
・環境は大陸の3分の1はサハラ砂漠が占めている
ケニアなど住みやすい土地もたくさんある
経済成長しない理由
国のお金を海外に流し続けているから
お金は人間に例えると血液である体内(国内)で生成、循環させる必要がある
でないと生きられない、成長しない
ではだれがお金を外へ流しているのか
それは国のリーダー
なぜ自国のリーダーが自国を滅ぼすような行為をするのか
それは先にも言ったように自国民と自分では元々の国、民族、人種がことなっているということ
が起きているから
つまりアフリカの問題とは元々の国、民族、人種の差別意識が問題なのだ
これらをなくすことができたら成長する未来もあるのかもしれない

差別を無くすには
・差別を克服した国シンガポール
国民はシンガポール人であると言う意識を持つようにし民族差別を克服した
・共通点を見つけて仲良くする
・自分が差別してきた対象と交わって知らないことを減らしていく
差別の反対は交流
・関心をもつこと

本書から読み取れた大事なこと

本書における大事なこと、ただ地政学を知るだけでなく地政学とどう向き合うか
これから生きていく上で、どんな心構えでいるか、世界をよりよくするために
一人一人に意識してほしい大事なこと。

  • 物事を多角的に見ること
  • 人はそれぞれ自分の正義に従い生きている
  • 見たいモノだけを見てはダメ
  • 自分の受けた恩は、他の人に受けた以上のことで返してあげよう
  • 正しいことを言える人はいない

おわりに

ただなんとなく知っている自分の世界観と本書を読んだ世界観とは全然違った
知らないことも多ければテレビ、ニュースで受けた一部の情報だけで
だれだれが悪い、どこどこは貧しい、などと決めつけていた
それぞれの立場で必死に生きており、またそれぞれの正義を貫いて生きている
相手の立場を考えるということを本書で改めて気付かされた。
これにてまとめおわり

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